とても珍しいお品です。
ハプスブルク家が治めていたオーストリア帝国時代の、手描きの美しい陶器のティーストレーナー。

当時オーストリア帝国が治めていた
ボヘミア地方（現在はチェコ）にあった
ビクトリアポーセリンという窯のスタンプが
裏に入っています。
このスタンプは1891年から1918年まで使われていたもの。1918年といえば、オーストリア帝国が崩壊し、チェコスロバキア共和国が独立した年ですから
このストレーナーは、ハプスブルク家の栄華を伝える最後の時代のものです。

エレガントなシェイプの周りに、たっぷりと金彩が施され
小さな青い花が、手描きで一面に散りばめられている、豪華かつ可憐なお品です。

金彩のスレなどもほとんどなく、茶渋の付着もない、大変に綺麗なお品です。
持ち手の裏に、2ミリほどの欠けがございますが、表からは見えません。（最後のお写真参照）

100年を超える古い陶器のティーストレーナー はあまり残っておらず、メーカー不明のものが多いので 今回のお品はとても貴重です。
歴史に想いを馳せながら、素敵なティータイムを。

サイズ 長さ16.8センチ
幅 11.5センチ