ドイツ、ドレスデンの絵付け工房　フランツィスカ・ヒルシュによる
とても美しいプレートとシュガーポットのセットです。

ドレスデンにて1894年に絵付工房を立ち上げた、フランツィスカ・ヒルシュ。
マイセンスタイルを取り入れた、繊細でロマンティックな作品は
1930年に工房が閉鎖された後も、世界中で愛され続けています。

こちらはおよそ100年前のお品で、バックスタンプは二つ。 　
一つはヒルシュの1901年から1914年に使われていたスタンプ。
もう一つは、金彩で隠されていますがMZオーストリア（現在のチェコの窯）の
スタンプが入っています。
つまり、オーストリアで焼かれた白磁にヒルシュが絵付けをしたものとなります。
当時のドレスデンには、このように絵付けを専門にしている工房がたくさんありました。

こちらのプレートも、白磁のデザイン自体がとても装飾的で華やかな上に
ヒルシュにより繊細な花々がちりばめられて、何とロマンティックなんでしょう！もちろん、全て手描き。細やかな筆遣いは、見事です。
金彩で描かれたラインも、まるでレースのよう。

また、シュガーポットも優雅なデザインで、取手や蓋、スプーンにいたるまで
隅々にお花がちりばめられています。
愛らしすぎて、いつまでも眺めていたくなるお品です。

コンディションはエクセレント。
ヒビ、欠け、貫入、ヘアラインもなく
本当に美しい状態です。
可愛らしいおそろいのスプーンまできれいに残っているなんて、感激です。

プレート　直径　20センチ
シュガーポット蓋取手も含めて　高さ8センチ
スプーン　全長8センチ